茶々某さんの選ぶ、作業BGMな100枚(予定)

「Sculpture of Time」/La'cryma Christi 『Sculpture of Time』―「時間の彫刻」って、なんだ? 「彫刻」ってことは、動かないのか? 「時間」なんて流れていってしまうものなのに。 違うのだ。ここで流れる時間は、過去があって、今があって、未来があって…

「Dwellers of a Sandcastle」/La'cryma Christi しょーもないことを言うようだが、このジャケット、『Earth VS the Wildhearts』そっくりだよなー(笑)。頭がオイルに浸かってないとか、顔の上に乗ってるのがサソリだけとか、まあ細部は違うんだけどもね…

「シトロンの雨」/田村ゆかり まず、思うに前作はある種の「原点回帰」であったのだなあ、と。この際だから断言するが、「かわいい」の枠を突き破り、まるで祈りのようでもある「Tomorrow」に代表されるような、確固たる意思による一点突破的な楽曲群として…

プレイリストその4 ほい、今回のプレイリスト。前回がフツーすぎたので、今回は頑張ってみた。ご覧の通り、とても自分が組んだとは思えないシロモノなのだが、実際、今回初めて聴いたヒトも多いよ(笑)。ガンバったなあ・・・。 テーマとしては、「男を囲む…

プレイリストその3 ほい、今回のプレイリスト。テーマとしては、「団塊オヤジのお気に入り」。でも今回、あんまヒネリないのよね・・・。いちおうLPに収まる尺にはしてみた。 1.Paint It Black/The Rolling Stones 2.The Bed Is Too Big Without You/The P…

プレイリストその2 余談はともかく、今回のプレイリスト。テーマとしては、「約14年前のヒネた女子高生が夜の散歩をするときに聴いてた120分テープの、片面」。ではでは・・・。 1.No Good〜Good/The Plastics*1 2.銀輪は唄う/ゲルニカ*2 3.プリテンダー/…

プレイリストその1 1.単純な永遠/沢田研二 2.Never Stop (Discotheque)/ECHO & THE BUNNYMEN*1 3.The Great Curve/TALKING HEADS 4.Methods Of Dance/JAPAN 5.邂逅/YELLOW MAGIC ORCHESTRA 6.The Love Of Richard Nixon/MANIC STREET PREACHERS 7.Rock…

「木漏れ日の花冠」/田村ゆかり 率直に言うと、あからさまに無理目である。無茶している。 とか書くといろいろナンですが、まあ「茶々某さんは田村ゆかりという存在そのものを愛しているんですね」ということで(違う意味に取られそうだが)、ひとつご勘弁頂…

「CRAWL」/ZIGGY "ZIGGY"に捧ぐ――。 "許し合えたならまだ 諦めもつくんだろう 抱き合えたのなら、あの神も見捨ててくれるさ" 本来これは、どうしようもない作品なのだ。バンドの成長に付いて来れなくなったファンの「昔は良かった」という懐古趣味と、それ…

「RoyarStraightFlush f/B-SIDE」/沢田研二 ※ジャケット画像は、お好みでどうぞ。 そんなこんなでもう一回だけジュリー「CD焼いたよ」ネタ。とはいえ僕は実は'70年代のジュリーのアルバムはほっとんどちゃんと聴いたことがないというダメなファンなので、'7…

「royalstraightflush00」/沢田研二 ※今回もジャケット画像は、お好みでどうぞ。 ・・・さて。 前回の冒頭で、「'70年代のジュリーは(中略)'80年代のジュリーも(中略)でも本当に最高なのは'90年代の(以下略)」なんてことを書いたが、じゃあ'00年代はどうな…

「ROYAL STRAIGHT FLUSH 1989-2000」/沢田研二 ※ジャケット画像は、お好みでどうぞ。 昨年末あたりから、「'70年代のジュリーは確かにカッコいい。'80年代も、売れてなかろうが売れてなかろうが、カッコいい。でも、本当に最高なのは'90年代のジュリーなん…

「OH! ベスト」('01)/岡村靖幸 まずは収録曲のリストをご覧頂きたい。 マシュマロ ハネムーン Out of Blue Check Out Love Young oh! oh! Dog Days イケナイコトカイ Super Girl 聖書(バイブル) だいすき ラブ タンバリン 友人のふり Peach Time どぉなっち…

「OCEAN RAIN」/ECHO & THE BUNNYMEN ECHO & THE BUNNYMENというバンドの佇まいはいつもどこかストイックだ。ストイックと言っても主義主張に凝り固まるようなそれではなく、目の前にいても眼差しがどこか彼方を見ているような、単なる間近なだけの価値観に…

「銀の旋律、記憶の水音。」('06)/田村ゆかり 5th。2006年発売。 先行してシングルで発表されていたアニメタイアップ曲「恋せよ女の子」「Spiritual Garden」がヒット(「Spiritual〜」は初のトップ10入り)、乗りに乗った中で発表されたアルバムで、新規…

「琥珀の詩、ひとひら」('05)/田村ゆかり 4th。2005年発売。 全体に、いつもの(=パブリック・イメージと言ってもいい)「かわいい」「いかにも女の子」なゆかりんではなく、聴き手を誘惑するような、歌姫であり表現者である「田村ゆかり」がフィーチャー…

「青空に揺れる蜜月の小舟。」('03)/田村ゆかり 3rd。2003年発売。 いきなり個人的な話で恐縮だが、私はだいたい毎年、「これ!」という歌手、アーティスト、バンドとの出会いがあって、それは例えばジュリーだったりジギーだったりボウイだったりチートリ…

「花降り月夜と恋曜日」('02)/田村ゆかり 2nd。2002年発売。 前作のとっちらかりっぷりから一転、見違えるほどクオリティーが向上。本人の声を活かしたアカペラ主体のinterludeの導入をはじめ、無難な爽やかJ-POP路線から、良い意味で「濃い」路線に転換。 …

「天使は瞳の中に」('01)/田村ゆかり 仕切り直してコナミからの1stフルアルバム。2001年発売。 まずジャケットがなんか違う(笑)。ゆかりんってこういうキャラクターだっけ?っていう・・・どちらかといえば渋谷系とかの感じのシャレたジャケ写で、もう少…

15.「HEART」/L'Arc〜en〜Ciel('98) さて。活動休止を経て復活後、前回の区切りでいえば「第二期」の幕開けとなる作品。 まず一聴して気付くのは、yukihiroの奏でるドラムの音の軽さ、そしてスカスカな音作りであろうと思う。バンドが作曲の為に滞在した…

14.「True」/L'Arc〜en〜Ciel('96) 「L'Arc〜en〜Ciel(ラルク・アン・シエル)」というのは、フランス語で「虹」という意味である。というのはまあ、このバンドの大ブレイクに伴ってすっかり有名になってしまったけれど(笑)。 そんなラルクの、第一期…

13.「ANTHOLOGYーPioneers Who Got Scalped」/DEVO('00) "De-evolution"・・・この単語を略して、バンド名、「DEVO」。"evolution"(進化)に、否定の接頭語"De"をつけて、意は「退化」。そう、彼ら曰く「人類は皆確実に退化している」のだ。コンセプト・…

12.「WITHOUT YOU I'M NOTHING」/PLACEBO('97) "Without you, I'm nothing."というのは、直訳すれば「あなたなしでは、私など無である」ということだろうか。このタイトルの意味するところはなんだろう? 今生きているこの世界が、夢の中だけの世界かもし…

11.「OUTSIDE」/DAVID BOWIE('95) ・・・えーと、昨日の流れを受け継いで。本日もボウイおじさま。 「確かにこれは犯罪だが、果たして芸術だろうか?」 ーー(ライナーノーツ収録の小説「ネーサン・アドラーの日記」より) 「ある作品を、その扱っているテ…

10.「「Best of Bowie(UK 2CD EDITION)」/DAVID BOWIE('02) つーことでとおっても久しぶりなこのコーナーの更新。仕切り直し第一回目はこんなのから。 「時は僕を変えていく でも僕は時に足跡を残せない」 ーー(「Changes」) デビッド・ボウイという…

9.「SIMPATICO」/D:A:D('97) simpatico! ― wherever you go!("Simpatico") イェスパ・ビンザーの、ザラついて、洗練されていない声は、同志を求めつつ、しかし同時に曖昧な共感やなあなあな馴れ合いを拒絶するようでもある。『SIMPATICO』・・・訳して…

8.「Helpyourselfish」/D:A:D('95) コミカル・パンキッシュ・哀愁・ロックンロールで一世を風靡した(らしい)デンマーク産変異種ロックバンド、D:A:D。前作「Riskin' It All」から4年、満を持して、というよりもほぼ忘れられかけた頃に出たのが今作。 そ…

7.「冬の十字架」/忌野清志郎('99) ・・・実は、RCサクセション、とりわけ忌野清志郎との付き合いは古くてですね。 なんせ小学校に入りたての頃に母親が「忌野旅日記」を貸してくれましたからね。夜寝るまでの読書用に。(あ、「忌野旅日記」ってのはキヨ…

6.「THE DOCTOR」/Cheap Trick('86) ごきげんよー。 うっかりしてたらなんか更新途絶えてましたけど、Cheap Trick祭最終章でっす。 ♪出会いの場所は、小汚い古本屋・・・(誰も分からんて) 大学入試も間近に控えた、とある1月の初旬。予定されてた授業が…

5.「CHEAP TRICK」/Cheap Trick('77) そんなわけでCheap Trick祭第2弾。よろしく。 ・・・かつて。ロックカルチャー華やかなりし70年代も終わらんとしていた時代。 Cheap Trickがオンナコドモのバンドだった頃があった。 黄色い歓声を一身に浴びるバンド…