ざっきっき

そういえば半年ぐらい前に「無愛想なのはダメよん」と言われていたなあと思い出しつつ、今日は雑談をしてみることにする。あ、書き言葉だから雑筆か。それを言うなら雑記か・・・(どうでもいい・・・)。




■もう何年もずっと不思議なんだけど、「音楽ファン」ってなんだろう。結構偏ったジャンルしか聴かないヒトが「いや、僕は音楽ファンなんで」とかって言うのは結局自分を正当化したいんだろうなーとかまあそういうイジワルを言いたいわけではなく(本音言うとちょっとだけ言いたいときもあるけどねー/笑)、まあこの例えをそのまま使うなら、「ハードロックファン」とか「ジャズファン」とかってのはわりと素直に腑に落ちるのね。語感はあまり良くないがまあそんなことはどうでもよろしい。要するに「ファン」って結構能動的な、意思のある態度なんじゃないかなーというのが感覚として、ある。多分この辺あまり異論はないと思うんだけど・・・ってところでじゃあ「音楽ファン」ってなにさ?というハナシになってくると、どーもこれが・・・例えば「TVファン」とか、「インターネットファン」とか、そういう言葉がどっかおかしい気がするのと同じ気がするんだな・・・。たぶん「ファン」という言葉に冠しているもの(ここでは「音楽」や「TV」や「インターネット」)が大きすぎるんじゃないかと思うんだ。大きすぎるというか、広範すぎるというか、ありふれすぎていて今更いちいち意識しないでしょソレ、というものな気がする。まあその意味で、正しく「音楽ファン」と言いたいのであれば・・・うーん、横断歩道渡るときに鳴ってる電子音の「とおりゃんせ」もロイヤル・フィルハーモニックオーケストラ(だっけ?)の演奏曲もピストルズみたいなのもぜーんぶ分け隔てなく、音楽として好き、手元に音源残せるなら是非!とかそういう感じなんじゃないかなあ・・・。んでもって楽器や録音機材・技術はもちろんレコードならカッティングの規格、CDなら普通のと金メッキのと24bitデジタルリマスター(ちょっと懐かしいな/笑)とSHM-CDとが全部素人にも噛み砕いて説明出来るくらいに明瞭に区分け出来るとか、その上で室内楽から着メロまでをひとつに系統立てて語れるとかなってくると「音楽オタク」ね(笑)。ま、言い方か。所詮。うん。


■そんな音楽ファンではなくてなんと言えばいいのかわからない僕・・・結局まあ好きなものを聴いてるだけですよ!な僕なわけですが、上京してしばらくして発見した「図書館でCD借り放題だぜ! しかも在庫豊富すぎるぜ!」という恩恵に相変わらずあずかりっぱなしです。なんですが、しかし最近、借りてきては気に入って結局すぐ買うというルートに至ることが多いです。まあ今書きながら「ソレ正しくね?」と思ったんだけど、要は僕はケチくさいのだという前提の元で話をしています(笑)。そしてそのケチくさい僕が、にもかかわらず最近すぐCD買っちゃうのよー、という。そしてそれは「ソレ正しくね?」なわけですから、気分としては実に清々しい(笑)と、そういうハナシなのでした。こないだもここ数年通い詰めてる中古屋で初めてCD買ったりして実にいい気分だったりしたしね! ・・・いやあループするの楽しいな(笑)。


■そんで最近何聴いてる?っていうとちょっといろんなネタバレ(プロットとか)になるのかなと思うのでヒミツにしようと思ったが、まあいいや。今気に入ってるのはThe Cureです。ああ「虹」の頃のhyde君のビジュアルのお手本はロバスミだったんだな・・・というか、シザーハンズとかモロじゃね?とか、そういう楽しみ方もしつつ、一番面白いのはロバート・スミスという男の芸人っぷりであります。特にPVを見ていると判るんだけど、カッコつけやお耽美に拘らず、むしろ眼の下にシャドー塗っちゃうよ〜ヘアスタイルとか何時間もかかって作っちゃうよ〜な自分をも彼は俯瞰視している。平たく言うとそういう自分を意識しつつ、それをも弄んでみせている。バランスを取っている。自分を見せ物にさえしてしまっている。だってそのビジュアルで首から下モッフモフの着ぐるみ着て踊っちゃうんだぜ?(笑)。しかもそれが作風やメッセージと乖離しないってンだから凄い。そこまで行けばそれはもはやひとつの芸人と呼んでもいいんではないか。うーむ、ヤツはなかなかわかっておる。


■あとは何聴いてるかな・・・そうそう、ついにPoliceを買ったり(5年間ぐらいずっとレンタルから読み込んだmp3ファイル聴いてた)とか、Hanoi Rocks買ったり(アルバム「Two Steps From The Move」だと"Up Around The Bend"のイントロが歪んでないのだ!)とか、あとショーケン(やっぱジュリーときたらショーケンもでしょ)とか、Serge Gainsbourgとか(ただの公然ロリコンオヤジと侮るなかれ!)とか、まあそんな感じです。そして今New Order「Brotherhood」が欲しいです。まあ要するに・・・わりとノンジャンルなのかなあ。まあ実際、借りてきても全ッ然気に入らないでただ返却するだけのCDも多いんですけどね・・・判断基準が「ジャンル」ではなくて「自分にとってそれがリアルか、空々しくないか、欲を言えばワクワクしたりゾクゾクしたりできるか」というとこにあるというだけの気もする。なんか今のまとめ方もええカッコしいな気もするのでこそばいですが・・・。うんそうだね、そろそろYMO買わんきゃね(衝撃の事実!とか意味もなく煽ってみる)。


■まあ「買ってる」ったって中古なのでアレですけどね・・・僕は新品で買ったCDとかDVDはどこまでもキレイキレイに扱わないと気が済まないというビョーキなので(笑)、聴き倒すんだったら最初から中古で!という、そんな訳。ライナーだけその辺ほっぽりだしといて好きなときに(寝る前とか)読んだりだとか、ミカン食った後の手でも気の向くままにCD入れ替えたりしたいじゃん?(笑) ・・・で。まあそれのどこがアレなのかってーと、まあアーティストの印税がどーの的な? そういうハナシですよねー・・・ああスゲーどうでもいい(笑)。ちなみに僕は気に入り倒してしまうと、今お店にある限りの在庫(新品ね)を中古で持ってるにもかかわらず買い占めてしまいたい衝動にかられつつンなこと出来っこないのでそのうち一枚だけ買ってくるというビョーキ持ちでもありますので(笑)、アーティスト並びにレコード会社、小売店の諸兄諸氏は辛抱強く待ってて頂きたいものであります。ていうかさ、CDなんて聴いて減るもんじゃなし、封開けて多少使用感はありこそすれ全然聴くに問題無しなものが世にありふれてたりするのに(amazon中古で1円とか・・・)わざわざ新品買って、それが積み重なってそれで販売元だか発売元だかにムダにバックオーダーがかかるってのは、メーカーはいいかもしれんけどフツーにモッタイナイよねーと僕は思うのだがどうか。実はもっと流通の仕組みがヤヤコシイのだろうか。それとも「ワタクシなぞ世の他人様のおこぼれにあずかる身分でござんすから・・・」とか身を窶した気分に浸ってるだけのええカッコしいの僕が変わり者なだけですかああそうですか。




■わりと尻切れトンボな感じですが、今日はこの辺で締めとこう。ではまた。ばいちゃ。