stay beautiful

「別にいいんじゃない? 話の合わないヤツと無理して組んで作んなきゃなんない義務なんてどこにもないんだし」



・・・と、いう声がどっかから聴こえた気がしたので、素直に従って「ばいばーい」と言ってしまった。恐らくもはや相性の問題とすら言えてしまえるぐらいだったし、我々。こっちも別に人付き合いのプロとかじゃないんだし、そんなことで悩まされてるぐらいなら、その時間を使ってプロットの見直しをするほうが遥かに重要だ、今は。


・・・そう、僕の個人的な問題はどうあれ、作る物が「映画」である以上、プロットのどこがどう賛同してもらえなかったか詳しく検証して、「万人の心に響く事件」、という映画の本質をちゃんと宿らせる努力は怠ってはならない。作品のカタチが私小説宅録の打ち込みイージーリスニングなら(もしかしたら)許されるのかもしれないが、映画とはあくまで不特定多数の「誰か」が存在してこそ初めて成立する種類の表現であり、つまり不特定多数の「誰か」全員を捉えて離さないプロットが核になくては話が始まらない。だから、その意味では否定的意見はありがたく受け取って活かすべきだし、それに異論はないのだが・・・まあ、折角だからどこがどう納得いかないかぐらい、言い添えておいてくれたほうがもっとありがたかったかな・・・。




という話をダシのようにして、今作ってるゲームは映画のつもりで作ってますよ、というステイトメントを掲げてみる。あ、ノベルゲームです。そんで、一刻も早く映画が僕の思惑を追い越して暴れだせるように頑張んなきゃいけない・・・早く芽が出てくるような畑を作り上げなきゃいけない、今はそんな感じ。焦ってもしょうがないんだけどね、実際・・・。だから今は目一杯外のものを吸収しようともがいている。映画は僕の中にはない。いろんなものが僕を通して、映画の体をなす・・・可能性がある、というだけの話。






あとうっかり書き忘れてますが、引越はまだしてないです。報告する義務があるか甚だ疑問だが、たぶんこれは僕が想定している「誰か」に向けてきっちりしときたいんだと思う。「誰か」に対してみずくさいかなと思って(なんか妄想っぽくなってきた・・・)