9/26宛てのコメントを書いてからまたくどくどと考えていたんだけど、確かに大人げなく些か礼を書いた怒り方をしたとは思う。それに間違いはないが、トータルで見て、そういう怒り方をしなきゃならないほど頭に来た、ということだったんだ、ということだと思う。先方の発言に、こっそりメールで意見するなんて親しさをもう持てないほど距離感を感じたし、だいたい、元々の発言がブログという公の場でのものだったのだから、こちらも同じ場で発言することに本来的な間違いはないという気もする。




今一度(まだ「あなた」がここを見ているなら)考えてみて欲しいんだけど、こちらの立場は言ってみれば「コンテンツ制作者」で、あなたの立場はそれを流通させて広く届ける、その「仲介者」ですよね? そういう立場関係で、複製品であれなんであれ制作物を「叩き割る」という発言をされて、嫌な思いをしない筈がないでしょう? そして「いちばんの理解者」視点から、「ファン」で乱暴に括られて、「音楽的な乖離がある」とアーティストとの絶対的な隔絶を決めつけられるのがどれだけ酷なことか。その種の発言を、思ったとしても、平気で書きますか?というデリカシーのなさ、あまりに自分の立場を弁えてないですよね、という思いが積もって、ああいう形で書かざるを得なくなったわけです。そして書き加えるなら、個人的にはジョン・レノンの発言に怒って、ビートルズのレコードを燃やしたり叩き割ったりしているキリスト教徒達の姿の映像を思い出すんですよね。なんというか・・・作品を実地で破壊するって、そういうレベルのことなんじゃないですかねえ。結局、そういった諸々を「ロック」だの「パンク」だの「音楽バカ」だのというエクスキューズをつけて正当化する傲慢さがいちばん腹が立つんですけどね・・・。







・・・うん、言いたいこともずいぶんはっきりした。改めて、そういうことです、と。今更覆さないぞ、と。これ以上グダグダもう言わないぞ、と。その上で。この日記でも、晴れて音楽の話を書くことにしよう。誰がどう思ってても、僕は音楽が好きだ。そして音楽に救われてる・・・・と書くとこっ恥ずかしいので、音楽と「日々を闘ってる」、と書こうか。そういう、自分の中で大きなものなのだから、それについて日々の戯れ言の中で触れてしまうのは、きっと自然なことだ。ある意味で、もうどうしようもないことだ。