入り口は何だっていい。どうだっていい。問題はそこからだ。



ミッチーがなぜかっこいいか。それは、実は音楽的にいろんなことをやってるんだけど、それをマニアでない人に届かせるエンターテイメントのための機能として昇華させているからである。なあんにも知らない素人を楽しませるために、いかに手を尽くして濃密な作品を送り出すか。マニアがマニアに向けていかに凝ったことをやっても、それはオタクが仲間内で共通言語をなぞるような所作に過ぎない。




要するになにがいいたいって、あらゆる「機会」が大事なんだ、っていうこと。そこから先は、各自で「面白さ」のコアに辿り着けばよろしい。ベスト盤だっていいじゃない。mp3データだっていいじゃない。ラジオをエアチェックしたテープをすり切れるまで聴くのもいいじゃない。いつだって定価販売の「作品」そのものと対峙しなきゃいけない必然なんてないんだよ。ていうかその気にさせてみろと。買わせてみろと。そして手放させるなと。リスナー甘くみんなよってんだ。そんなにバカみたいに音楽ばっか買わないんだよフツーの人だから僕は!



・・・気に入ったらとことん買うけどな(笑)