ぷろっつ・そのご

今回のお題は「セレブ」。ぶうぶう。それにしても毎回規定文字数をオーバーしてるってのもアレだな・・・。




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 夢の中でブタが「セレブー!」と啼いた。


 「・・・どうですかったって・・・『今度はあなたもC'et les Bout』ってのは・・・どういう意味なのこれ」部長は企画書片手に渋い顔をした。「・・・だから! 『セレブ』というものにひけめを持ちつつも憧れ真似し楽しんでる我々を茶化しつつより一層楽し・・・」「茶化すったって君。毎回言うようだけど、宣伝コピーに毒とか要らないのよ。だいたいそんなの伝わんないよー? こないだの歌手のコラボのCMだって、よくわからんってクライアントに文句言われるわタレントは3時間の特殊メイクで機嫌悪くして現場の雰囲気壊すわでディレクターはカンカ・・・」「それとこれ・・・」なおも引き下がらない俺を制して、部長は引き出しからシャレた包みのお菓子を取り出し言った。「一般大衆はキミみたいに頭良くないんだから。ネ? バカでもわかる程度まで下げてやっと伝わるの。ここんとこその辺のカン鈍ってるんじゃないの? 疲れてるんだよ。ま、どう」C'est、 les ・・・「ぶう」「やっぱり。さあ」