秋アニメ新番感想・第4話。


BLUE DROP 〜天使達の戯曲〜


ジャンル分けは・・・SF風味ジュブナイルってところかな。百合ではないと思う(笑)。アニメーション製作は存じ上げませぬが「ビースタック」さん。



上手い。展開とか見せ方が実にキャッチー。といっても流行の萌え要素とか斧とか(笑)が出てくるわけではなく、例えば、理事長に校内の案内を指名された生徒の歩き出しから、のアクションつなぎと見せかけて、担任教師が遅刻して理事長室に駆け込んでくるアクションにつなげて、単調な流れを視点をすり替えて変化を付けてみせたり、あとは編入初日にして休日で誰もいない校舎、というシチュエーションだったりとか、話自体は導入編として、全体の”さわり”の部分しか描いてないにも関わらず、奇をてらうことのない、あくまで自然な流れで、視聴者の興味を繋げて世界観を上手く見せきっている。映画というかストーリーテリングをちゃんとわかってる人の作という気がする。

美術/背景の仕事もしっかりしていて、画面の密度が高く、隙がない。派手派手しくいろいろ盛り込んでるわけではないけど、キチッとすべきところでキチッと仕事をしている印象。上手い。


・・・まあその、ところどころなんだかイマドキじゃないなーって感じのセンスが見え隠れするんですけどね(笑)。後半のケンカのシーンとか。あとラストで出てくるよくわからないメカ?のデザインが全体のデザインラインと調和してるかどうか、まだディティールがよくわからないんでナンですけど、不安かな・・・。



とまれ、これは地味ながらじっくり気を入れて見れそう。継続確定。