今更ながら、やっと「It's My Life」の良さが分かってきた気がします。




や、曲というか歌メロ自体はそこまででもないと思うんだけど、リズムの崩し方・・・基本8ビートで流れていってしまいそうなところを、トーキングモジュレーター含む例の「ワウワウ!」って感じのメインリフと、歌い出しからバックで控えめに鳴ってる、「ツッツクツッツ、ツツツーッ」というループしてる打ち込みのリズムパターンとかで、いいさじ加減で崩していっているのが、実に効果的なフックになっているのではないかと思った。歌入り前のドラムのフィルインも、よくあるロック的なお約束フレーズではなくて、タムを等間隔/均一な強さで叩くような、多少打ち込みのケがあるものになっているのもポイントか。

で、この「崩し」が生むグルーブに乗っかって、厚く重ねたギターやエフェクトかかったキーボードのフレーズなんかが配置されていて、シンプルにして実に効果的な、パッチワーク的な構成の面白さが意外にあるなあと。そしてそれが生む、整理されていながらも多層的な、奥行きのある、それでいてアタックの効いた空気感。こういうのってこれ以前のボン・ジョヴィの作品にはなかった要素で(ていうか"あの"ボン・ジョヴィが打ち込みて!)、こういうスタイルに乗っけて従来の路線の詞とメロディーが響いてきていて、「2000年型ボン・ジョヴィ」の幕開けを宣言するに相応しい一曲だったんだな、と。今やっと気付いた次第。



まあ曲そのものはそれまでのボン・ジョヴィの一連のシングル曲と較べると弱いとは思うんだけどねえ。やっぱり。








と、まあそんなこととは関係なく明日は待ちに待ったゆかりんライブ@横浜でございます。どうやら今回は仕事との折り合いもついて、満を持して望めそうです。緊張して昨日の夜から眠れなくなるという。乙女かと(笑)。


で、そんななんで、唐突に「(絶対に)歌わないと思うけど明日のライブで聴きたい曲・BEST5」など書いてみようかな。



5.「輝きの季節」

絶対ねぇ(笑)。場内暗転→開演で、さっそくイントロが流れ始めて、ブルー系の照明でステージが薄暗い中、ゆかりんはステージに現れず、歌だけが聴こえていて、最初のサビ前まででバンドの面々がそれぞれのセッティングを終えて、サビでやっとゆかりん登場、とかね。合わせてライティング全開、とかね。あとはステージを練り歩きつつ、会場との反応を楽しみつつ、とか。


4.「うたかた」

地味ながらかなりの名曲だと思うのだが、どうか。ピアノ一本をバックにしっとりと生で歌い上げられたりなんかしたら聞き惚れてしまうと思う。


3.「POWDER RAINBOW」

個人的に好きすぎる一曲。最初のサビまで打ち込みオンリー、サビからバンドサウンドに切り替える、とかのライブ用アレンジを施しつつ、めくるめく展開を泳ぐように歌うゆかりん・・・思わず陶然とするような見せ場になるのでは(実現すればの話だけど)


2.「LOVE COUNTDOWN」

軽めのバンドサウンドで聴いてみたい一曲。「♪好き好き好き、好ーき好き大好き」なんてサビは反則ですよコレ。でっかいバルーン膨らましたりとか、紙テープ炸裂させたりとか(古い)、お祭り演出を持ち込みつつ・・・あ、戯れたあと、客席に投げ込めるでっかい大きめのバルーンなんかあると会場とのコミュニケーションがはかれて面白いかも。


1.開演前の場内BGMがジュリー

ゆかりん歌ってねえ!(苦笑)。ダメ元で書いてみる。アルバムそのまま流すなら、今の季節は「第六感」あたり、どうでしょうか。・・・あー、昭和な感じの方がむしろいいのか・・・なら「ROYAL STRAIGHT FLUSH」の「2」の方で。のっけから「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」なのも場の雰囲気とそぐわなくていい感じ(笑)だし、「TOKIO」なんて誰でも知ってる曲も入ってて、そこそこ親しみやすさもあるっていう。・・・まあ、ありえないと思うけど。




と、そんな感じで微妙にハズしつつ終わる。最後になりましたが、なかなか絵更新ができなくて申し訳ない。日々悪戦苦闘しております。やっぱりステップ↑したいしね。そんで(E)naと言わせたい。まあどうなっちゃってんだよという事態にはしたくないので、ちょっとじっくりやってます。ていうかどの曲もちゃんと聴いたことはないのであるが。