ラビリンス 魔王の迷宮

**本日は通常の絵更新をお休みして、特別番組をお送りしております**



というわけでですね、ここのところ努めて一日おきに、ナンラカの絵をアップしようというつもりで更新をしてきたわけなんですが、ここらで一旦ブレイクしようかなと。今日は絵はなしです。


・・・ところでですな。この日記も順調に「需要なき供給」への道を歩みだしておりまして、それはなぜかというと「はてなキーワードゆかりん」で来たのに「ネーサン・アドラー」ってなんだよコノヤロウ」的な内容ばっか書いてるからだと思うんですが(笑)、実際にどんな意図で書いてるかと言えば、そんな反応を意識しつつ書いてます(笑)。もともと僕の話はあらぬところに飛びやすいので、昔からこんな感じなんですが。
・・・ていうかですな、ここは天下の「はてなダイアリー」様ですよと。わりとキーワードリンクですぐに言葉の意味調べられるじゃん、と。それでもしフォローしきれなかったらググれと。そして納得しろと。そんないちいち『「ラビリンス」ってのは、登場人物が人形ばっかりの、ジョージ・ルーカスが殆ど自分の趣味で作ったファンタジー映画でね、監督はなんとあのジム・ヘンソンなんですよ!」とか説明してられないっちゅーの。「ジム・ヘンソンを知らないって? アメリカ映像界が誇る偉大なる人形師ですよ! っていうかジム・ヘンソンぐらい知っとけよコノヤロウてめえオタクだろが!」とか逆ギレしてらんないっちゅーの(笑)。
ってなわけで、ここがネット上なのをいいことに、わりにいろんな方向の話をごっちゃまぜにしてこの「ライオン堂 本日の一枚」はお送りしています。ていうかぶっちゃけ、一ジャンルに偏った日記を面白く書く能力ないですし。モノトーンよりパステルカラーやパートカラーの方が読んでて華やかな感じがするような気がするし。まあ「カラ華やか」かもしれんけどもさ(「カラ元気」みたいなモンですたぶん)。




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そんで。昨日は結局「ラビリンス 魔王の迷宮」観てました。で、結局また感動している自分。

夢見がちな少女が、魔王にさらわれた赤ん坊の弟を取り返すための異空間での冒険を経て成長、というのがあらすじ。なんというか、もう「画」が全て、な映画ですなあこれは。とにかくほぼこれ全編作りもの。でもそれをここまで奥行きのある形で映像化している、っていう点がまず素晴らしい。とにかく人形の動きがいちいちリアルなんだ。「ああこいつならこういう動きするだろうな」っていう仕草のひとつひとつが、なんか妙にいちいち納得してしまう。それも含めて世界観というか、空気感がしっかり確立されている。キャラクターの造形も甘すぎず、適度にクリーチャーっぽいけども愛すべきやつら、というポイントを狙ってるのがニクいですな。そしてこの中に「デヴィッド・ボウイ」というまるで「作りもの」みたいな人間を置いているっていうのがなんというか、わかってるぅ!っていう感じ。ボウイ自身もこういう世界の創り方を「わかってる」人間なので、全く違和感がない。そこへきて、劇中に本人も歌うミュージカルなシーンがあるんだけど、当然あの「声」なわけで、この人はやっぱり声自体が絶妙なフックになっているなあ、と納得。そんなわけで音も楽しいですな。
まあ、ストーリー、というかジェニファー・コネリー演じる主人公の感情の移り変わりとか、ボウイ様の演じる魔王ジャレスの思うところとかってのは微妙に伝わってこないし、そういう意味では真面目な映画ファンからしたら欠点があちこちに、って感じなのかもしれないけども、そんなの知るか、と。空想と現実、みたいなテーマはきっちり捉えているから、ラストでちゃんとピントがあっていて、終わりよければ全て良し、という典型。ジェニファー・コネリーかーいいし(そこか)。完璧な美人ではないところがまた愛嬌があって良し。

個人的にはディデュモス公が好きです。ああいうカンチガイキャラに弱いかも僕(笑)。あーでもやっぱり長髪ボウイ様のカッコよさは格別だわな。



てなわけでゆかりんファンにも是非お薦めしたい映画。主人公をゆかりんに重ねて観てみたりするのもまた一興。君も地下世界へ!(リピート&フェイド・アウト)