・・・「口をききません」ってのは表現間違ってるんだよね。正しくは、話をしないっちゅーか、話題に交じらないっちゅーか、だから険悪なわけではないんですよ、別に(笑)。



はい、本日の訂正終了。そしてネタがないよ。でも今月中はこの日記をとりあえず充実させるんだいだいだいだい



・・・てなわけで、CDレビュー。



・「INTUITION」/TNT

ごぞんじ名盤。でももうそろそろ流石にその名声も世代とともに風化しつつあるような気もしつつ、それが悲しかったりもしつつ。
でも個人的には、ミディアムナンバーで占められたこのアルバム、もうちょい飛び道具が欲しかったような気もしないではない。その分、「Everyon's A Star」や「Tell No Tales」の入っていた前作より少し印象が薄めかな。いやでも、この音質といい「Caught Between The Tigers」や「Forever Shine On」での意外なアグレッシブさといい、バラエティーもあり、質は高いですな。「Take Me Down」イントロのギターのアタックだったりとか、「Caught〜」でのダンサブルなリズムとか、当人たちは「メタル」というより、よりコンテンポラリーで一般大衆に向けた「ロック」バンドを指向していたのではないかな、となんとなく思わせる型破りなアレンジが今聴くとあったりして、新鮮。


・「Realized Fantasies」/TNT

コレと上記のものは実家にあるんだけど、取りに帰る時間もなかったので近所の図書館からレンタルしたものです(笑)。
コレって、「巷では迷盤だけどamazonでは「隠れた名盤」」系?みたいな(笑)。左様、このアルバムはとても充実した傑作なのですぞ。要するに、前作の項で書いた「よりコンテンポラリーで一般大衆に向けた「ロック」」というラインを意識して聴くと、特に違和感はないです。ロニー師匠も、別に嫌々ではなく、むしろノリノリでこの「アメリカナイズ」を自分流に料理したんではと思わせる、味のあるフレーズが満載。伊藤政則先生のライナーではないですが、きっちりとしたフレーズ構築の基に紡ぎだされた、実に歌心あふるる曲が詰まっております。ていうかフツーに十年前に初めて聴いた時からこのアルバム好きですよ俺(笑)。
まあ「All You Need」でトニーたんがここまでラフな声で唄う必要があったかどうかについては疑問なんだけどさ、ぶっちゃけ(笑)。


・「GREATEST HITS」/DEVO

同人誌の参考用に、一度ちゃんと歌詞対訳読んどくべえと思って図書館で借りてきた。ちなみに手持ちの編集版「Pioneers Who Got Scalped」ならびに「Q: Are We Not Men? A: We Are Devo!」でこのアルバムの音源は既に全部手元にあります。ただし「Pioneers〜」の方には歌詞対訳が付いてないんだけどね(笑)。
一曲目から「ごごごっ、ごごご、ごっごーう」な「Here To Go」という神曲順。文句なんかあるわけない。あるとしたら「Secret Agent Man」「Love Without Anger」が未収録なことぐらいかな? コンパクトにまとまった、手堅い一枚。
ちなみに歌詞対訳は誰が借りパチしやがったのか、きれいさっぱり抜け落ちておりましたよ(泣)。


・「Thank You」/Duran Duran

賛否両論カバーアルバム。ディスクユニオンで200円(泣)。
や、でも、中身はそんなに悪くないんじゃないかなあ。「出来れば自分たちが書きたかった曲」ばっかりということもあって、特に「Perfect Day」なんかオリジナル曲みたいなハマりっぷり。他にもヒップホップmeetsデュラン2な「White Lines」や気だるい「Lay Dady Lay」緊張感漂う「I Wanna Take You Higher」「Waching The Detectives」などなど、意外な充実作。再評価しましょうよコレは。


・「Peach Fuzz」/Enuff Z'nuff

これもfrom図書館。
イイよねえズナフ。基本的にデモ音減集なので、音質は良いような悪いような? でも、おかげで音圧/メタル度数低めに、メロディーメーカーなズナフ・ブラザーズが実力を遺憾なく発揮(っていうとちょっと違うかな)。誰がなんと言おうとクリスマスは「Happy Holiday」。レンアイがどうのとかっていう曲ばっかしな中、こんなにじんわり泣けるクリスマス・ソングはなかなかないよ? 同じ路線で「Rainy Day」もほんのり哀愁で、個人的には川原泉先生の漫画とセットでどうぞ(「愚者の楽園」あたりがベストかなあ)。パワーポップ路線も「Let It Go」「Kitty」「Vacant Love」もなんだか瑞々しくて良し。


・「Meds」/Placebo

最新作にして最高傑作。購入後、その存在が忘却の彼方だったことを謝罪したいと思います(笑)。
基本路線は前作「Sleeping With Ghosts」の延長線上。ただしもっと曲がわかりやすくなってます。「Drag」なんてその最たるもの。あと何と言っても特筆すべきは各楽器の鳴り方のプロデュースの冴え方で、例えば、特に3rd「Black Market Music」までの頃は、各楽器が重なると、騒がしすぎて、稀に我慢大会(笑/特にモル氏のギターな)みたいな状態になっちゃってたんだけど、今回はむしろもっとプロデュースされた音になっていて、ソングライティングの良さ、ひいてはその中から漂う情感やらドライ感やら(どっちやねん/どっちもやねん)が際立っている。
あと僕は「Because I Want You」もわりに好きです(笑)。まあ「Song To Say Goodbye」と較べたら落ちるに決まってますが。




そんなわけでもう眠いのでamazonリンクは貼ってませんが、別にアフィリエイトやってるわけでもなし、特に困らないのでこのままで。



・・・明日はゆかりん系レビューをやりますよ(なにこの告知