暑いぜ

暑い! 暑いよ! 誰か助けて! ボ ス ケ テ !


連日のバカみたいな気温の中、夜とはいえクーラーもなく寝るのは至難の技です。まだ朝型寄りの生活に収まってるからいいけど、これ生活反転したらヤバイなあ・・・。



てなわけで続き。




「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」The Beatles

こういう超定番なアルバムを今更借りてる辺りに自分の偏り具合を再認識。それはそれとして、意外に牧歌的なところが多いんだなあ・・・。これみよがしに作り込んだというよりも、曲優先でアレンジを固めてったらこうなったという印象が強い。そもそもが「バラバラになったメンバーの個性をまとめる」ためのコンセプト・アルバム、という枠だからなあ。冒頭3曲の流れ、「Being For The Benefit Of Mr. Kite!」を途中に挟みつつ、ジョージ様の趣味丸出し曲なんかもあって、エンディングでタイトル曲のリプライズ、アンコールで「A Day In The Life」、隠しトラック、という流れはなんだか狐につままれたような不思議な気分。そして個人的に、最近のジュリーのアルバムに目立ち始めたホンワカな曲調の源泉を「When I'm Sixty-Four」に見るのだが、どうか。


「Computer World」Kraftwerk

こちらもまた(対象範囲は狭まるけど)定番。自分は「Minimum-Muximum」から入った人間なので、最近のガッチリしたマッスルな(?)クラウトヴェルクの方が馴染みがあるのだけれども、オリジンの限定された、しかしぶっとい音色のみで構成された世界もそれはそれで。というかこっちの方が洗練された美しさ。むしろたまに狂気すら感じる。なんで? DEVOの「Love Without Anger」、「Beautiful World」あたりの音と質感が似ていて、要するにこの頃のシンセの音色が好きです、私。


「嘘つきアリスとくじら号をめぐる冒険」堀江由衣

どういう流れだよ(笑)。しっかしこれはまた手堅い。あまりに手堅い。我々(?)がよおっく知るホァーッ様の「ピュアで、ちょっと天然で、凛々しい」(たぶん)世界が全面に展開されている。それはもう徹底してる、んだけど、そこからはみ出す部分があんまりなくて、ちょっと安定し過ぎでは・・・? しかしながらベストトラックを挙げるとすれば当然「スクランブル」であり、これはアルバム中の殆ど曲が打ち込み主体のアレンジの中にあって唯一の例外、生バンドにおまけして野太い男声コーラスまでついちゃってる「あの」オリコンベスト10入りシングル曲。全体の中じゃ思いっきり浮いている・・・それってどうよ。まあ他にもなぜか一聴してそれとわかるAngela組の提供曲「Puzzle」とかも良い。ちなみに「Let's Go!」は要注意だ(笑)。


「The Ultimate Collection 」Billy Joel

どこへ向かっているんだ俺。高校時代の恩師の影響が今頃発症して借りてみた。2枚組でものすごいボリューム。いい曲満載。でも個人的にはクオリティーのバラつきが気になるような気も。アルバム「Stranger」からの曲はどれもオシャレでしかしどこか皮肉っぽいような感触が好きだなあ。個人的には「Streetlife Serenader」の、けぶる雨の中を暖かな我が家へ帰るような、穏やかな叙情が泣けすぎる。これだけでレンタル料金分の元は取ったと思う。アメリカン・ポップスの良心、とか思わず言いたくなった。今度日本に来るミュージカルもちょいと気になるぞオイ。


「ELTON JOHN GREATEST HITS 1970-2002」Elton John

なんとなく流れで。しかし仕事の上での締め切りのある週に借りたため、あまりじっくり聴ける時間もなく。とりあえず「Your Song」「Candle In The Wind」「Goodbye Yellow Brick Road」あたりはカセットに(カセットなんです)ダビって聴いてるが。



とりあえず今日はこんなところで。あとアルバム6〜7枚分はあるという。しっかしアレだね、ネットを徘徊してると、ネット環境にない方が世界に広がりが(感覚的にね)あったような気がする昨今。なんでだ?