・・・というわけで今実家です。というか更新する気なんてさらさらなかったんだけど、なぜか更新しています、今。




というのも、実家の本棚に「陰日向に咲く」(劇団ひとり)が並んでいるのを見つけてしまったからなんだよね。


純情きらり」での演技とか、そうでなくてもいつもの芸風とか見てても思ってたんだけど、この人は人間観察がしっかりしてる。そしてそれをまた形にする技術がしっかりしてる。読んでて素直にノセられて泣いてしまったよ。実際にじゃなくて、なんか気分が泣いたよ。うん。わかりにくい。スマン。


とにかく、イマドキここまで広がりと深みのある世界を描き出せた作品に出会えるなんて思ってもみませんでした。「おれおれ、俺の意見」が先に立つんじゃなくて、登場人物が確かに息づいていて、現実のパラレルと錯覚してもいいと許せる世界がちゃんとある。いいなあ。